日本文型練習16

92.~ことは～が、～
～には～が、～
「ＡことはＡ」は同語を繰り返して、「Ａであるのは確かですが、しかし、～」とＡを認めながら、実際はいろいろ矛盾する問題があることを指摘する表現
＊否定形：「美しくないことはない／元気でないことはない／飲まないことはない」「美しくなくはない／元気でなくはない／飲まなくはない」となります。この「～ないことはない」は婉曲な肯定。

彼女は美しいことは美しいが、鼻にかけている。
その夢は、私が試すには試してみるが、成功する自信はないねえ。

93.～ことはない/こともない：＜不必要＞を表します
＊行くことはない。　＜必要がない＞
　行ったことはない。＜過去の経験がない＞＊

体が健康で手に職があれば、どこに行っても生活に困ることはないさ。
卒業寸前でもあせることはない。自分のEQとIQを備蓄すれば、大丈夫だよ。

94.V(ます)＋込む：意味は場所や状況に入るという原義に近い内部移動と、「十分に～する」から「完全に～する」までの広がりを持った程度深化に分かれます。
内部移動：上がり込む・打ち込む・押し込む・買い込む・詰め込む・連れ込む…
程度深化：教え込む・考え込む・決め込む・冷え込む・眠り込む・話し込む…

人の弱みにつけ込むやり口は、決して許されることではない。